♪天皇賞 ◎ステイゴールド ○メイショウオウドウ ▲ユーセイトップラン △キングヘイロー ×セイウンスカイ ×スペシャルウィーク  前日予想から少し変更したがまあこんなものか。  今年の天皇賞は逃げ馬が揃った。アンブラスモアは本来ハイペースでの逃げが 持ち味だがここ数走はミドルよりやや早い程度でしかないため、逃げるのは前走 で熾烈なハナ争いを強引に制して逃げきってしまったサクラナミキオーか。その 直後にアンブラスとクリス、さらにキングヘイローと言ったところか。セイウン は少なくともこれより後ろだろう。この展開だと前がかなり速いのは当然だが、 後続も前からそれほど離されずに追走することになりそうで、前は速くても後ろ のグループはスロー、なんてことにはなりそうにない。道中もそれほど息の入ら ず、最後は底力勝負となって上がりのかかる競馬になりそう。  そこで本命はステイゴールド。瞬発力勝負は辛いが、底力勝負、スタミナ勝負 なら一連のG1成績が示すようにG1級の馬。どうせ複勝しか人気しないわけで 馬連は全く人気なし。抜けた馬がいないだけに軸はこの馬から手広く。  メイショウオウドウはもっと人気するかとおもわれたが、ツルマルツヨシなど が人気を集めてくれたおかげで結構な配当も望める。なにしろ素質だけなら文句 無しの馬。脚下の不安もなくなり、気性面の問題もハイペースのここなら折り合 いの不安は解消される。ベストは千八かもしれないが、それは気性的な問題でス タミナに問題はないだけに、中団から34秒台の脚なら楽勝のシーンまで。  いくらなんでもユーセイトップランにこの印はやりすぎかもしれない。ただ、 実際にこの馬から流す馬券を買っている以上、これくらいの印は打たないと。夏 場はからっきし駄目な馬だが、冬場の東京だとまるで別の馬になる。去年の休み 明け・アルゼンチン共和国杯を思い出せば分かるように、今の時期ならいきなり 34秒フラットの脚を使える。距離はさすがに短すぎるが、道中死んだ振りから 直線ごぼう抜きに夢を託す。  キングヘイローは内枠ならこの馬がハナを切っていたかもしれない(笑)。そ れほどゲートは上手いのだが、それが却ってレースをしにくくしている感じ。本 来外枠は前に馬を置くことができずに掛かってしまう要因にあたるのだが、外枠 不利の府中二千なら逃げ馬たちの直後につけて折り合う競馬は可能。折り合って スムーズな競馬ができれば走ることは分かっているだけに鞍上強化で。  G1馬の取捨について。エアジハードはマイルまでなら結構強い馬だがこの距 離に問題。安田記念自体グラスワンダーの自滅の印象が強いだけにここでは荷が 重い。メジロブライトが力を発揮できるのはスローペース。これまでハイペース の競馬に対応できたためしがない。エンジンの掛かりが遅いだけに直線まで脚を 溜めていてもこの馬にとっては早仕掛け。セイウンスカイは前に行き、一旦ペー スを落として楽をしたところで直線そこそこの瞬発力を見せて買って来た馬。そ れほどスタミナがある馬でもないしそれほど瞬発力がある馬でもない。地力は認 めても自分の競馬ができそうにない今回はあくまで押さえに域を出ない。スペシャ ルウィークは前走の直線で武豊がいざ追い出したところでヨレた点が気がかり。 精神的に走る気をなくしてるのかも。よどみないペースは大の得意だけに押さえ はするが積極的には買いづらい。スティンガーは素直に力不足。人気しすぎ。  ちなみにツルマルツヨシは復帰後全てがスローペース。ハイペースへの対応が 課題になる上、この大外枠。まず後方からの競馬が強いられるだけに鞍上が仕掛 けを遅らせて末脚勝負に徹してもどこまで。クリスザブレイヴはちょっと疲れが 気になるし、何がなんでも行くサクラナミキオーに絡まれた時に控えてどれだけ 競馬ができるか不安。 ♪福島民友C ◎フェイマスケイ ○スタープログラマー ▲ロードアヘッド △ジェットアラウンド  人気はどうせタイキダイヤ。ただクリスタルCのメンバーを考えると過信はで きない。斤量は恵まれたがここはあっさり消し。  本命はフェイマスケイ。去年の秋に芝を使い出してからの成績を考えればここ は素直に力が違うと考えたい。馬場の悪化した冬の中山のスプリンターズS6着。 荒れ馬場の不安もない去年のこのレースの覇者がここからG1へ。休み明けの前 走を一度叩いた今回はあっさりと差し切りか。  スタープログラマーは信頼性のかけらもない困った馬。ただ、荒れ馬場は大の 得意で6ハロンもベスト。あくまで気分よく走ればの条件付だが能力はここでは 上位だけに。  ロードアヘッドはベストの6ハロンに戻って平坦福島ならあっさり押し切りの 可能性。ただし、今の福島はとにかく内の馬場が悪い。前に行った馬よりも外を 差してくる馬のほうが有利だけに評価を下げた。  あとは押さえでオープン大将ジェットアラウンド。この馬も荒れ馬場は得意な だけに札幌戦から間隔開いたがいきなり。 ♪いちょうS ◎ファミリータイズ ○チトセシャンハイ  全国発売ですらないこんな3歳戦なんて予想しようがない気もするが、とりあ えず印を打てた分だけ解説。  ファミリータイズは前走芙蓉Sで3着。勝ったトッププロテクターが既に現時 点ではかなりの実力馬であることが分かっているだけに、この中に大物がいなけ ればここでは十分勝ち負け。  チトセシャンハイの前走は競馬をしていない。函館でのオープン2戦を見れば 能力上位が明らかだけに前走大幅プラス体重から絞れれば。